イルミナティの歴史

 (最新見直し2007.3.21日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 近代に活躍したフリーメーソンを更にネオ・シオニズム的にイデオロギッシュにしたのがイルミナティーで、今やフリーメーソンは過去形で語られるべきではなかろうか。そういう訳で、現代版フリーメーソン即ちイルミナティを考察せねばならない。

 2006.4.7日 れんだいこ拝

【「イルミナティ」の創設者アダム・ヴァイスハウプトの家系】
 「イルミナティ」の創設者は、アダム・ワイスプト(Adam Weishaupt、1748〜1830年)と云われている。アダム・ワイスプトについては、「イルミナティー」に概述されている。それによれば、アダム・ヴァイスハウプトは1748年、バイエルン王国のインゴルシュタッドで生まれた。

 父親のヨハン・ゲオルグ・ヴァイスハウプトは著名な法学者であった。当時のパヴァリアを支配したマクシミリアン3世が進歩的思想の持ち主で、インゴルシュタッド大学に科学アカデミーを創設し、そこの責任者に進歩的なイックシュタッド男爵を任命した。男爵は、法学の硬学として名の通っていた甥に当るヨハンを教授として招聘し教育改革に当らせた。

 当時のインゴルシュタッド大学は、カソリックのイエズス会系学者たちの支配下にあり、この改革は、旧体制的なイエズス会系の学者たちと摩擦を引き起こした。ヨハンの息子アダム・ヴァイスハウプトはイエズス会神学校に学び、インゴルシュタッド大学法学部に入学した。 

 青年期のアダム・ヴァイスハウプトは、フランスの啓蒙主義や百科全書派の影響を受け、次第にイエズス会の宗教的規制を逃れ、学問的領域を広げていった。古代エジプト、ピタゴラス学派ピタゴラス、ユダヤ教エッセネ派、グノーシス派について研究し、さらにはフリーメーソンに興味を持っていく。そういう思想遍歴を経ながら、「早熟な天才ユダヤ人」として頭角を現し、わずか20歳で法学の学位を取り、若干24歳にして教授、27歳のとき、法学部長となっている。

 アダム・ヴァイスハウプトは、次第に反イエズス会の思想に染まってゆき、反カトリックの熱心なオカルティストとなった。シンボルによる人間の意識への働きかけを考察し、オカルティックな古代の魔術的宗教性に凝った。その一つに数字的な拘りが認められ、例えば“666”数字を重視する。それは、宗教から政治への関心を強める道のりでもあった。アダム・ヴァイスハウプトは、カントに反対し、ロックを信奉し、理性の支配と世界主義の立場を主張した。これを「リーズン」( reason )(ratio、 ラチオ、レイシオ)主義と云う。

 アダム・ヴァイスハウプトは次のように述べている。
 「理性が人間の唯一の法典となるだろう。このことが私たちのもっとも大きな秘密のひとつである。ついに理性が、人間の宗教となるときに、その時に、問題が解決するだろう」。

 ヴァイスハウプトは、超エリートによる世界統一政府を構想し、暴力革命や陰謀、策略を巧妙に活用して現存する国家のすべての廃絶を主張し始めた。 急進的な社会改革思想を持ち、徹底した自由と平等を唱え、反キリスト教、反王制を唱え、ユダヤ王を世界の中心とする原始共産主義的な共和制国家の樹立を主張した。

 1773年、クレメンス15世によりイエズス会の解散命令が打ち出された。これにより、インゴルシュタッド大学内にイエズス会系と非イエズス会系学者の暗闘を引き起こした。アダム・ヴァイスハウプトのこの頃の立ち回りは不明であるが、一時期、大学での講義を禁止され、ミュンヘンに逃げるまでになる。その後、秘密結社の創設を企図し始める。

【「イルミナティ」の創設】

 1773年、ドイツのフランクフルトで、初代ロスチャイルドら13名の国際ユダヤの巨頭が秘密重要会議を開き、「フリーメーソンに代わるより生硬な」ユダヤ・シオニズムによる世界征服と、その手段としての世界革命綱領と、それを実行するための地下組織イルミナティの創設を決定した。アダム・ヴァイスハウプトがイルミナティ責任者として選抜された、と云う。(ウィリアム・ギー・カーの「将棋の駒」参照)。

 1776.5.1日、改宗ユダヤ人にしてイエズス会士にしてインゴシュタット大学法学部長アダム・ヴァイスハウプト(1748〜1811、当時26歳)が、ドイツのバヴァリアで、秘密組織イルミナティ(Illuminati)を創設した。

 イルミナティとは、「神や人間についての内的な啓示」という意味を持つ言葉として、古くから多くの宗派に用いられてきたものである。

 アダム・ヴァイスハウプトは、かってイエス・キリストがユダヤ教を激しく論難した事跡と丁度逆の観点からキリスト教的知の体系に批判の刃を向け、ユダヤ教義の知の体系を称揚し、更に古代ギリシャ哲学のプラトン、ピタゴラス哲学、エジプトの神秘主義的哲学、グノーシス派哲学等々を渉猟した成果を吸収し、新知の体系を打ち出した。驚くべき「知の熱」、「知の炎」の結実であった。

 こうして得られた世界観、社会観で武装する同志の糾合に向った。イルミナティの目的は、知的能力を実証された人々が世界を治める「世界単一政府」を生み出し、連中によって世界を支配することにあった。イルミナティは、この運動に参画する同志の会であり、啓蒙、開化を意味するラテン語で、「“啓発された人々”あるいは“光を持す人”の結集による完全可能性主義者の会」という意味を込めて「バヴァリア啓明会」または「光明結社(Illuminatitenordem)」等とも称した。

 5.1日は、悪魔の王ルシファーが地獄から地上に戻ってきて、空の上に宿る日とされるベルテーン祝祭日である。アダム・ヴァイスハウプトがイルミナティを創立したときに制定したシンボルマークが「ピラミッド・アイ」であった。アメリカの国璽のデザインにこれが使用されている。

 その時の、結成の演説(説教)の中で、イルミナティの組織結成の目標を次のように説いている。

 概要「われわれイルミナティは、理性(りせい、reason , vernunft フェルヌンフト)すなわち、利益欲望の思想、金銭崇拝の精神を、われわれ人間にとっての唯一の法典(規則の体系)にするであろう。これこそが、これまで人間(人類)が解明できなかった最大の秘密なのだ。金銭崇拝(利益欲望の精神、すなわち理性)が、人間にとって信じるべき信仰、宗教となる時に、その時に、ついに、人類が2千年来抱えてきた最大かつ唯一の大問題が、解明され、解決されるのである。我々は、自分たちの団体の祭壇には、リーズン(金銭と強欲の信念)を神としてかかげる」。

 「1776.5.1日付イルミナティ(啓明会)の創設者(アダム・ワイスプト)の手紙」には次のように記されている。偶然かどうか「メーデーの日」は、「アダム・ワイスプトの手紙の日」に当っている。

 「我々の秘密を見よ。キリスト教と全宗教を破壊する為に、我々こそ唯一真の宗教を保持していると宣伝してきた。目的は手段を正当化する事を忘れてはならない。悪人が悪を行う為に採用するあらゆる手段を、賢人は善を行う為に採用すべきである。それは秘密結社によってのみ実行可能である。秘密結社は、徐々に、ひそかに、各国の政府を掌握する。その為に、悪人が下劣な目的を達成する為に用いる手段を全て用いる。本指令の目的は、キリスト教を完全に破壊し、全ての市民政府を転覆する事である」。

 イルミナティとは「光からきたもの」という意味であるが、イルミナティの光は「ルシファー」を指しており、「ルシファー」とは聖書によれば「サタン」であり「悪魔の王」である。旧約聖書によればかつては光の天使として絶大な力を持っていたが、その力を過信して自らが神になろうとして地獄に落ちたとされる堕天使として描かれている。 ルシファーというのが、彼らの神である。ルシファーが堕天使(だてんし)である。悪魔や魔王の、サタンやデビルというのも頻出する。

 イルミナティの最高幹部のひとりだった人物Albert Pike アルバート・パイクは、後にイルミナティの秘密を暴いた本を書いた。次のように記している。

 (原典からの引用はじめ、p332)
 Albert Pike ( in a lettter ・・・・July 14 , 1889) : “  That which we must say to the crowd is We worship God,  but it is the God that one adores  without superstition.
・・・・You may repeat it to the 32nd・・・ degrees --- The Masonic religion should be , by all of us initiates of the high degrees , maintained in the purity , of the Luciferian doctrine .

 If Lucifer were not God , would Adnay ( Yahaweh ) and his priests calumina him ? “

 「もし、私たちの神であるルシファーが、本当の神でないのならば、アドナイ(Adney ヤハウェ、キリスト教徒の神)とそれを崇める聖職者たちが、我らの神、ルシファーをこんなに誹謗中傷するだろうか」。

 私たちの神であるルシファー Lucifer が本当の神である故に、キリスト教徒たちや司祭たちは、私たちの神ルシファーの悪口を言う、という裏意味になる。ここに、Masonic religion (マゾニック・レリジョン)、フリーメイソンの教団の教義(組織原理)が現れている。

 初期のイルミナティの位階は単純で、新参入者、ミネルヴァル、ミネルヴァル天啓の3つしかなかった。 新参入者からミネルヴァルに昇進するときは、イニシエーションが存在し、ここで彼は上層部の幹部から祝福を受け、「戦士名」を授かった。それは古代古典に出てくる英雄の名が使われた。例えば、創立者のヴァイスハウプトはスパルタクスを名乗り、彼の弟子で幹部のマッセンハウゼンはアヤックス、友人で幹部のツヴァイクはカトーであった。

 参入者は団員の紹介が必要である。そして、「保証人」がつく。保証人は新参入者を観察し、彼が団の規則を守っているか、道徳的に正しい人間であるかを調べ、毎月それを書類にして団の上層部に提出する。また新参入者も、同様に自分の保証人について観察を行い、これを上層部に提出しなければならない。要するに「相互監視制度」があった。イエズス会の組織論を真似ていたことになる。下級団員達には、上層幹部のことは絶対に秘密であり、首領の「スパルタクス」の正体を知っているのは、一部の側近達だけだった。

 次のように解説されている。
 「イルミナティが支配する秘密結社には、秘儀参入の秘密の階級がある。イルミナティの会員になりたいと思っても、本人の希望だけでは、加入することは許されない。少なくとも、すでに会員になっている2人の人物からの推薦が必要がある。そして、加入が認められる前には、経歴が調査される。もし評議会のメンバーの中に、1人でも反対する人がいたら、その人は入会を許されない。このことからも、彼らが人を慎重に選び、その人物が彼らにとって役に立つかどうかを判断していることがわかるのである」。

 彼らはしばしば集会を行い、反イエズス会や啓蒙思想の本を回覧したり、情報交換を行った。そして、独自の暦を作り、これを用いていた。イルミナティは次第にフリーメーソンと混交した。

【「ヴァイスハウプトと「シオンの議定書」の関係】
 かの「シオンの議定書」は、ロスチャイルドの依頼を受けて、1776年、ヴァイスハウプトが完成させたものであるという説がある。イルミナティが結成されたのが、同年5.1日であることからすれば、イルミナティを創設したヴァイスハウプトが「シオンの議定書」を書き上げ、イルミナティが「シオンの議定書」の指針を実行するために組織されたということが考えられる。

【ヴァイスハウプトとマルクスの関係

 「共産主義者の宣言」の起草をマルクスに依頼したバルーフ・レヴィは、マルクスに宛てた手紙の中で彼らの目的を次のように記している、とのことである。れんだいこは、「バルーフ・レヴィがマルクスに宛てた手紙」について知識が無いので手紙の真偽に対して判断留保せざるを得ないが、由々しき内容になっている。

 「救世主とは、我々ユダヤ民族のことです。ユダヤの世界支配は、まず第一に、世界各地の多民族の統合を進めることにより、次いで、独立した主権に基づき民族分断の壁をなしている国家と君主制(天皇制、南ユダ王国イザヤの子孫を建てた国)を廃止することにより、そして最後に、未だ全面的には認められていないユダヤ人の権利を至るところで認める『世界共和国』の建設を進めることによって達成されます」。
 「この新しい人類の社会組織(コミューン)の中で、我々ユダヤ人はいかなる国家に属することもなくまた他の民族から何ら抵抗を受けることなくして指導的勢力となり、やがてその影響は全世界に及ぶことでしょう。そして、若し彼らの中の何人かの賢者が、これら労働大衆のうちに確固たる指導権をうちたてることに成功するなら、プロレタリア(無産者)の勝利によって次々に世界共和国の一部となっていく諸国家の支配権は、これらプロレタリアを指導する我々ユダヤ人の手に容易に収めることが出来ます。

 要するに、プロレタリアの勝利は私有財産の廃止をもたらし、こうして公有財産となった他民族のあらゆる私有財産は、公有財産を管理するユダヤ人の支配下に入るのです。かくしてわれわれユダヤ人のメシアが到来する時、ユダヤ人は全世界の民の財産をことごとくダビデの星の下につかさどるであろうと言い伝えられてきたタルムードの予言が実現されることでしょう」。

【「イルミナティ」のその後】
 イルミナティは、ドイツバイエルン地方で誕生した。結成初期の団員は、いずれもヴァイスハウプトの弟子や友人たちであった。「その後、ヴァイスハウプトはフリー・メーソンのロッジに潜入し、最高位に昇りつめ、結社員にも秘密結社(フリー・メーソン)内に秘密結社(イルミナティ)を組織するよう指示を与えたとされている」。これが史実とすると、イルミナティは、フリーメーソンリーの33階級の更に上部の司令塔ということになる。ネオ・シオニズム系組織としてフリーメーソンよりもより目的性の強いのがイルミナティであり、イルミナティ創設後はフリーメーソンの教義は色褪せ、ユダヤ的本質はイルミナティに純化された。イルミナティは完全な秘密組織で、一部フリーメーソンと重なりながら独自の歩みを見せていった。  

 1787年、ヴァイスハウプトは、「イルミナティ結社の原著作集」と題する著作を発表し、イルミナティ結社のねらいと目的を明らかにしている。 基本的に集産主義、社会主義、宗教の撲減、すべての政府の転覆、個人財産権の廃止を呼びかけていた。

 1778年頃に、多くの市民と下級貴族が大挙入団し、組織は巨大化した。バヴァリア・イルミナティは急速に膨張し、ヨーロッパに広がっていった。最も有名なのはバイエルンで1776年に設立されたイルミナティで、1784年にバイエルン政府がフリーメイソン、イルミナティを含む全ての秘密結社を禁止するまで続いた。沈滞状況にあったフリーメーソン団員の多くを獲得し、主として学者、弁護士、裁判官、学生、薬剤師、貴族らの知的エリートが参加した。

 1789年、フランス革命が勃発した。この時、フリーメーソン、イルミナティが暗躍した。
結社が禁止された1785年から4年後のことである。

 稀代の魔術師カリオストロは、革命勃発時、ローマの天使城に監禁されていたが、異端審問法廷で、「国家転覆を企んだのは自分ではなく、ある秘密結社に命じられての行為だ」と弁明し、その結社はバヴァリア・イルミナティだと主張した。カリオストロによれば、イルミナティはアムステルダムや、ロッテルダム、ロンドン、ジェノヴァなどの銀行の巨大な資産を用いて、専制国家体制の転覆を裏から着々とはかっているという。フランス革命の随所にイルミナティの影がさしていたことだけは間違いない。フランス革命の推進者の多くはフリーメーソンだったが、彼らはヴァイスハウプトの影響を深く受けており、実際、ミラボー伯のように、イルミナティとフランス・フリーメーソンを結合させるべく動いた人物が、多数記録されている。そのフランス大革命は最後にャコバン党を生み出し、フランス大革命後の血なまぐさい大混乱のさなか、彼らは多くの人々をギロチンに送り、やがて自分等も自滅してしまう。

 イルミナティの最盛期には各国に支部が置かれ、会員は学者、弁護士、裁判官、学生、薬剤師、貴族ら知的エリート等、2千人に及んだという。その中には、かのゲーテもいた。哲学者ヘルダーがいたし、ベートーベンの師クリスチャン・ネーフェもいた。楽聖モーツァルトもその一員だった可能性がきわめて高い。後の米国大統領トマス・ジェファーソンもいたといわれている。

 イルミナティは、クニッゲ男爵の加盟により組織を大きく拡大させた。このことが、領のヴァイスハウプトとクニッゲ男爵の深刻な内部抗争を発生させた。1874年、クニッゲ男爵は退団し、その後はあらゆる秘密結社を否定する論者となる。  
 当初は政治的な団体ではなく、伝統や因習に縛られないリベラルな知的交流を目的としていた。やがてその反体制性が警戒されて弾圧を受け、1785年、「政府の許可無く組織を作ることを禁止する」という禁令が下され結社が禁止された。

 更に、致命的なスキャンダル事件が起こる。国立アカデミーの教授でイルミナティ幹部だったヨーゼフ・ウイッツシュナイダーの密告により、イルミナティがオーストリアのヨーゼフ2世と結託し、ドイツを転覆させ、ドイツをオーストリア帝国の支配下に置く陰謀を企んでいる。そのために毒殺や短剣を用いた要人の暗殺を企んでいる、とする陰謀が暴露された。政府はイルミナティの調査を命令する。結果、反キリスト教的思想、反王制思想、革命思想が発覚した。同年、2回目のイルミナティを名指しで禁止する法令が出される。一連の指導者は逮捕され、政府高官は左遷、公職追放された。

 ヴァイスハウプトはレーゲンスブルクに亡命し、イルミナティの弁護の著書を次々に出したが、無駄であった。この頃、彼は私生児を設け、これを堕胎させた。これは結果的に赤ん坊殺しのスキャンダルに発展し、終いには「イルミナティでは赤子を生け贄にする黒ミサを行っている」というデマまで生まれた。

 さらに、イルミナティの元団員達が裏切り、曰く、イルミナティは毒殺と私刑に満ちた恐怖支配の黒魔術結社であり、テロによる政府転覆を狙う陰謀結社である云々と告発した。反フリーメーソン論者として知られたバリュエル神父やロビンソン教授らが、イルミナティを悪魔崇拝の政治的陰謀結社とする本やパンフを出版し告発した。政府も世論も完全にイルミナティの敵となった。主な団員は公職追放され、団員達も退会した。オーストリアとワイマールの支部は、その後も何とか存続しようとしたが、1786年、壊滅する。イルミナティの寿命は、わずか十年間であった。

 1829年、イルミナティの集会がニューヨークで開かれ、イルミナティの英国人メンバー・ライトが演説を行い、「イルミナティがあらゆる破壊分子組織とニヒリストおよび無神論者を総合し、共産主義として知られるひとつの国際組織とするつもりである」と公表した。この新たな企てのために基金を募る委員に指名された一人が、フランクリン・ D ・ルーズべルトの直系の先祖クリントンルーズべルトで、集められた基金の一部が、マルクスとエンゲルスの共産主義活動費用に提供された、との説がある。

 ヴァイスハウプトは、その後も、ほうぼうを亡命しなら著作活動続けたが、ドイツ中部のゴータ公領に逃げ込み、彼の支持者だったエルンスト公爵に庇護され、そこで余生を過ごした。1830年、彼は死去した。臨終の枕に集まった弟子たちに、イルミナティの創設者アダム・ヴァイスハウプトはため息まじりにこう語っていた。
 「我々の理想を歪め、世間に悪評をばらまき、世のあらゆる陰謀をイルミナティになすりつけようとする黒魔術団がある。注意するのだ……闇のイルミナティに!」。

【「イルミナティ」のその後】

 ヴァイスハウプト死去後イルミナティは一人歩きし始めた。その後も、アメリカ独立戦争第一次世界大戦ロシア革命スペイン内戦第二次世界大戦と重要な転換点でフリーメーソン、イルミナティの影が見え隠れすることになる。

 「ヴァイスハウプトが死んだ後も、秘密の目標は生き続け、ロスチャイルドはイルミナティの支配者であり続けた(現在でも、ロスチャイルドは、デビッド・ロックフェラーと共にイルミナティを支配している)」。

 カリオストロ伯爵がローマで逮捕された。伯爵はこの時、イルミナティなる国際的巨大な陰謀結社があり、自分はその命令通り動いていただけだ、と弁明した。フランスの外交官ミラボー伯がドイツでスパイ活動を行っていたが、彼はここでイルミナティに入団しその人脈を政治的にも利用した。さらにフランスのフリーメーソンの実力者をイルミナティに入団させようとした。

 そして、ドイツで壊滅状態に陥ったイルミナティの難民としてヨハン・ヨアヒム・クリストフ・ボーデなる男が、ミラボー伯の手引きでフランスに現れる。ミラボーは、彼をフランスのメーソンの顧問的指導者にしようとする。当時フランスのフリーメーソンはオカルト色が強かった。ボーデはこれを排そうとする。しかし、カバラの替わりに政治思想を、ヘルメスの大作業のかわりに暴力革命を持ち込もうとする彼らの思想ははなはだ不評であった。

 また、この時期、イルミナティのもうひとつのグループが、フランクフルト大学のカール・リッター教授に、共産主義のアンチテーゼを執筆させ、リッターの仕事はニーチェに引き継がれ、ニーチェ哲学はファシズムに、そしてナチズムに進展し、世界大戦を生じされることに貢献したとされている。

 現在、イルミナティには少なくとも2つのグループが存在していると思われる。すなわち、ホワイト・イルミナティとブラック・イルミナティである。


【イルミナティ 悪魔の13血流―世界を収奪支配する巨大名家の素顔】
 フリッツ スプリングマイヤー( Fritz Springmeier)氏の著作「イルミナティ 悪魔の13血流―世界を収奪支配する巨大名家の素顔」( 太田 龍(翻訳)は、イルミナティ 悪魔の13血流としてアスター家、バンディ家、コリンズ家、デュポン家、フリーマン家、ケネディ家、李家、オナシス家、ロックフェラー家、ロスチャイルド家、ラッセル家、ファン・ダイン家、「聖なる」ダビデの血流を挙げている。周辺の二家としてレイノルズ家、クルップ家を挙げている。

 次のように述べている。
 「あらゆる機会を通じて、一般人を取り込まねばならない。それは主に教育によって達成される。そして、開放的で心のこもった振る舞いによって、彼らの偏見に対する謙虚さ、大衆性、寛容を示す。そんなものは、都合のよいときに捨ててしまえる。あらゆる方法を使ってわれわれの思想を浸透させねばならない。そのためには、若い文筆家の助けを借りて一般人に広めるのがよいだろう。一般人には人類に対する熱烈な関心を説き、それ以外のことに関心を払わぬようにさせねばならない」。

【イルミナティ世界権力シオニスト評議会の決定した十項目の秘密の行動目標】

 2003.10.10日付け「太田龍の」時事寸評」は、「イルミナティ世界権力シオニスト評議会の決定した十項目の秘密の行動目標」と題して次のように述べている。http://www.pavc.ne.jp/~ryu/

○テックス・マーズ主宰「預言の力」二〇〇三年十月号。ここに、最近開かれた「イルミナティの最高評議会」が決定した、十項目の目標、なるものが暴露されて居る。以下にそれを要約紹介する。

 (1)イルミナティの忠実な召使に対しては、褒賞を与える。ヒラリー・クリントンは米国大統領に。ビル・クリントンは、国連事務総長に。

 (2)国際刑事裁判所の権限は、飛躍的に強化され、新世界権力ニューワールドオーダーに反抗する米国市民は訴追される。

 (3)憎悪犯罪法は、イスラエルは、イスラエルユダヤ主義、ユダヤを批判するキリスト教徒を犯罪人とするべく適用される。

 (4)インターネットは監視され、自由な言論は禁止される。

 (5)イスラエルは、米国軍を傭兵として使役し、中東を制圧する。イスラエル王国が建設される。

 (6)私有財産は次第と没収される。

 (7)世界的強制集中収容所が建設される。

 (8)新世界権力ニューワールドオーダーに抵抗する人々に対する戦争が遂行される。

 (9)キリスト教は、ユダヤ主義、シオニズムによって更に汚染され、吸収される。

 (10)全世界、とくに米国に於て、悪魔術が急速に浸透する。

○ADLの会長、エイブ・フォックスマンは、ブッシュに対し、彼(ブッシュ米大統領)は、イエスだけが天国に至る唯一の道である、とのキリスト教の教義を、否定しなければならない、と要求したと言う。

○ADLは、「ユダヤ名誉毀損防止連盟」、と訳される。

○そして、白痴そのものの日本のインテリ学者マスコミ人宗教人政治家財界官僚などは、この「ADL」を、ユダヤの人権団体、などと呼ぶ。

○「ADL」(アンティ・ディファーメーション・リーグ)の正体は、ブナイブリスの下部機関即ち、ブナイブリスの諜報機関、である。

○「ブナイブリス」についてはここでは省略する。

○もちろん、日本のキリスト教徒は、お話の外の痴呆である。

○テックス・マーズは、米国の愛国的反シオニスト的キリスト教伝道者の一人であるが、日本のキリスト教徒は、ことごとく、(1)白痴か。(2)売国奴。

○明確な例外は存在するのであろうか。

○テックス・マーズのような人の、「爪のアカ」でも煎じて飲んでもらいたい。

 (了)

 〜関連注意事項
 この世の果てにあるものは何か?そして、それを覆い隠す何かとは? 〜近代とは何か(すぐそこにある、理論と現実との隔たり。)
 http://www.asyura2.com/2us0310/dispute14/msg/131.html


【ジョセフ・R・マッカーシー上院議員の悲劇】

 米国で、イルミナティの陰謀についてもっとも激しく言及したのは、「赤狩り」で悪名高いジョセフ・R・マッカーシー上院議員であった。マッカーシーは議会で次のように演説している。

 「イルミナティがアメリカ合衆国に存在し、何年間も存続しつづけてきたという完全、かつ疑う余地のない証拠を握っている。諸君、私の手許にイルミナティの幹部ならびに団員の氏名、年齢、生誕地、職業などを記入した本物のリストがある」。

 ※マッカーシーの主張については「共産中国はアメリカがつくった−G・マーシャルの背信外交」参照のこと。

 ちなみに、アイゼンハワー政権CIAの心理戦争局の幹部であったC・D・ジャクソンは、ビルダーバーグ会議に出席したあと次のように発言した。

 「マッカーシーが暗殺の銃弾に倒れようと、生体から腫瘍を切除する通常のアメリカ式手続きで排除されようと、ここに予言します。次回のビルダーバーグ会議までには彼はアメリカ政治の表舞台から消えているでありましょう」。

 その予言通り、マッカーシーは議会から排除され、失意のうちに、1957年、死因不明のまま死亡している。





(私論.私見)