ホツマと現代生命科学の一致考

 (最新見直し2009.3.7日)

 ウィキペディアのホツマツタヱ」その他を参照する。

 「ホツマと生命科学とDNAの関係」が注目されている。「アワのうた」は、48文字を半分ずつに分け、父の言葉「あ」に続く23の言葉と、母を示す「わ」につながる23の言葉を結びつけて」いる。天の位置にある「いざなぎのみこと(男神)」が「あめみの御柱」を「左」に回りながら「あ」の言葉ではじまる23文字の上句をうたい、それに続き、地の位置にある「いざなみのみこと(女神)」が「右」に回りながら「わ」の言葉で終わる23文字の下句をうたう。この「アワのうた」は秘儀とされ、口伝伝承されてきた。

 ところで、現代生命学が人間の染色体を解析した結果、「アワのうた」とまったく同じ構図で「生命の基本原理・法則」を解いている。人間の正式な染色体数を決める研究は困難を極め、1880年代には研究報告がありながら、最終的には遺伝子(DNA)の構造が発表になった3年後の1956年にスウェーデンのチョウ博士とレバーン博士により実験法が確立され、その数が46本と確定された。「原子の法則性」が「ふとまにの図」、「アワのうた」が「生命の法則」であるDNAの構造をあらわしてもいることが判明した。

 1871年、ロシアの化学者メンデレーエフ博士(1834−1907年)は、宇宙に存在する物質は元素で作られているとして、その元素の性質を原子量に従って並べて行き、8個の元素が一回りの転移となるという発見を元に、「元素の周期律表」を作り上げた。その周期律表に三つの空欄ができることから、未発見の元素があることを予言した。その4年後、ガリウムが、8年後にスカンジウムが、15年後の1886年、最後の空欄に入るゲルマ二ウムが発見された。発見された元素の性質は、メンデレーエフが予言したものとほぼ同じであった。メンデレーエフの「元素の周期律表」は今日でもなお最も重要な科学原則として通用している。

 驚くべきは、メンデレーエフの「元素の周期律表」の両端を繋いで円図にすれば、日本語原語と云われるホツマ伝えの「ふとまにの図」になる。これを逆に云うと、「ふとまにの図」は「元素の周期律表」を先取りしていたことになる。即ち、日本語原語のホツマ48文字が、48原子と対応していたことになる。日本語原語のホツマ48文字が「言語の周期律表」を構成していることになる。即ち原子の構造に対応した言語となっている。ホツマ伝えは、その「言語の周期律表」を下に宇宙の真理に至る正道として「八の決まり」に基づく「あめなるみち(天成る道)」を説いている。ここに日本語の不思議が見られる。

 その後の日本語は、カタカナ、ひらがなを生み出し、言語の中に漢字と数字を当て嵌めると云う四種複合と云う芸当を生み出した。「言語の周期律表」を、母音五行(あいうえお)、子音10列からなる「あかさたな50音表」に書き直し今日へと至っている。この日本語の特質は、世界の他の言語には見られない原子的配列規則性に基づいていることにある。付言しておけば、カタカナ、ひらがなを漢字の崩し文字から生み出されたと考えるのは早計である。カタカナはホツマ文字ともまた違うもう一つの日本古語と云われるカタカムナ文字から、ひらがなはホツマ文字の崩し文字から生み出された可能性の方が強い。

 この経緯に一貫して流れるのは、原子的配列規則性に基づく日本古語の文字能力的優位性である。これ故に、漢字導入の際にも、梵字や洋字移入の際にも、日本語を棄てることなく、むしろ母国語を維持したまま外来字を咀嚼し得たのではなかろうかと思われる。


 
驚くのはまだ早い。この日本語は、原子の配列ばかりでなく、現代生命学であるDNAの二重螺旋構造をも先取りしていたと云う。その根拠が、ホツマ伝えの記す「あわの歌」である。「あわの歌」とは、「あ」で始まり「わ」で終わる諭し歌である。その中のイザナギとイザナミの「あめみの柱」を廻る交合掛け合い和歌の秘密が最近になって解けたと云う。「あめみの柱」を廻る男性イザナギの左回りと女性イザナミの右回りの相聞歌がDNAの二重螺旋構造を表象していると云う。現代生命学は、1953年、ワトソン博士とクリック博士により生命の本質として二重螺旋構造状の遺伝子(DNA)が発見され、人の生命が46本の染色体を持っており、男女23本づつの染色体が結び付いて46本の染色体を持つ新たな生命を誕生させていることを明らかにした。

 ホツマ伝えの記す「あわの歌」では、48文字が半分ずつに分けられ、「あめみの柱」を左回りする男性イザナギの「あ」に続く23+1の言葉と、「あめみの柱」を右回りする女性イザナミの「わ」に続く23+1の言葉とが掛け合わされている。確認すれば、ミ「あなにえや ゑおとこ」、ギ「わなうれし ゑおとめ」、ギ「あなにゑや うましおとめにあいき」、ミ「わなにやし うましおとこにあいき」。ちなみに、日本書紀、古事記は、同じ下りを記すが無頓着な記述になっている。もとへ。それはあたかも、現代生命学の説くDNAの二重螺旋構造、男女23本づつの染色体が結び付いて46本の染色体を持つ新たな生命が生み出される秘密を言葉で表象している感がある。「あわの歌」は長い間理解されなかったが、現代生命学によって「生命法則」を伝えているものであることが判明した。

 これらは、卒倒すべき日本語の秘密である。










(私論.私見)