3251−5 マルクス主義俗流史学の隘路について

 ここに一章設ける理由は、マルクスの観点を継承したとされている歴史学の観点が公式主義的に俗流過ぎて実践の役に立たず、却って独眼竜的孤高の史学を打ち出した誰それの研究の方が為になるという現実があり、これを如何に克服するかという課題を引き受けたいが為である。

 例えば、「会田雄次史学」、「田中清玄史学」、「司馬遼太郎史学」、「井沢元彦史学」、「広瀬隆史学」等々の歴史を観る眼の方が何やら鋭く深い気がする。その違いはどこにあるのか論を発酵中であるが、とりあえずまずは知ることから始めたい。その過程で、俗流マルクス主義史学が失っているものをあぶり出ししようと思う。

 2004.8.3日再編集 れんだいこ拝

 (れんだいこはまだ読んでいない)
 元朝日新聞記者・稲垣武氏が、「『悪魔祓い』の戦後史―進歩的文化人の言論と責任」(文春文庫)を著し、戦後のジャーナリスト、学者、知識人の言論を検証している。進歩的文化人の虚構を暴いており、第三回山本七平賞を受賞した。「スターリン、毛沢東、金日成らに幻惑され、彼らを熱狂的に支持した知識人たちの妄言の数々を徹底検証!」、「過去に目を閉ざす者は現在にも目を閉ざす、という言葉が好きな進歩的文化人たち。だが、自らの「ソ連、中国、北朝鮮礼賛の過去の妄言」には知らん振りをする。本書は、彼らがなぜ「平気でうそをつく人々」となり、その虚言を反省しないのかといった歪んだ精神病理にまで焦点をあてて解明した名著である」との推薦文が付されている。

 目次は次の通り。○・「ソ連」に憑かれた人々、○・「シベリア抑留」擁護論の系譜、○・「全面講和論」の魑魅魍魎、○・60年安保への序曲、○・「非武装中立」の妄想、○・観念的平和論の末路、○・ソ連信仰の変容、○・毛沢東の魔術、○・文革礼讃の終焉、○・すばらしき北朝鮮〔ほか〕

 戦後当初のシベリア抑留、60年安保、ベトナム戦争・・・家永裁判のような戦後史の一場面についての進歩的文化人の報道、主張を厳格に検査している。

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(私論.私見)