戦後の金権政治家訴追史

 万年野党の気楽な稼業として、適宜に政権党の構造汚職を批判糾弾してガス抜きする風潮がある。近年の政治の堕落は、この『正論』ローラー作戦に抗する術を持たず、次第に仕事師的政治家が駆逐されていることにある。れんだいこはそう思う。このまま行くと我が社会は、とてつもなく無気力な建前横行社会に突入していくであろう。これに対するしっかりした抗弁論を打ち立てねば、我が社会は壊死させられてしまう。

 この危惧を念頭におきながら、その前作業として近代の政治訴追史をデータ化しておこうと思う。まずは「構造汚職」を客観化させ、然るべき有益な手立てを創造してみようと思う。この作業をなぜ急ぐかというと、これ以上『万年野党の気楽な稼業』人士の口車に乗せられることの非を警鐘乱打し、一刻も早く我が社会を活力あるものへ再創造させたいが為である。我々は今すぐにでもこの事に気づかねばならない。『ご先祖様に申し訳ない』社会へ向かってはダメなのだ。今ほどこの認識が重要な時は無い。


【過去の政治家議員訴追通史】

【与党関係】

 昭和電工、造船疑獄、ロッキード、リクルート

(病気、高齢引退を除く)

議員名 理由 提出時期 結果
【衆院】
浜田 幸一 ラスペガスとばく事件 1980.4 自主辞職
佐藤 孝行 ロッキード事件 1982.7 廃案
田中 角栄 ロッキード事件 1983.2 廃案
稲村 俊幸 所得税法違反 1991.1 自主辞職
金丸 信 政治資金規正法違反 1992.10 自主辞職
竹下 登 皇民党事件等 1992.12 廃案
金丸 信 佐川急便事件 1993.3 離党
中村 喜四郎 ゼネコン汚職事件 1994.3 離党
山口 敏夫 【新進党】信組乱脈融資事件 1995.3 離党
中村 喜四郎 ゼネコン汚職 1997.10 廃案
藤波 孝生 リクルート事件 1997.10 廃案
菊池 福治郎  公選法違反(連座制) 1997.10 自主辞職
野田 実 公選法違反(連座制) 1998.11 自主辞職
中島 洋次郎 公選法違反、政党助成金流用 1998.12 廃案
小野寺 五典 公選法違反(寄付行為の禁止) 2000.1 自主辞職
中尾 栄一 建設会社の汚職事件 2000.8 離党
鈴木 宗男 利権活動 2002.3
【参院】
小林 章 選挙違反 1965.8 廃案
重政 庸徳 秘書の銃刀法違反 1966.2 否決
黒住 忠行 選挙違反 1971.7 廃案
友部 達夫 【新進党】オレンジ共済事件 1996.11 離党
友部 達夫 オレンジ共済事件 1997.4 可決
小山孝雄 KSD(財団法人「ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団」)事件 2001.1.29 辞職
村上正邦 KSD(財団法人「ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団」)事件 2001.2.22 辞職
高祖憲治 公選法違反・選挙違反事件で引責 2001.9.25 辞職

【野党関係】

議員名 理由 提出時期 結果
【衆院】
田代 富士男 公明党 砂利船汚職事件 1988.1 自主辞職
上田 卓三郎 社会党 リクルート事件 1988.6.18 辞職
池田 克也 公明党 リクルート事件 1989.6 自主辞職
上野 建一 社会党 資金提供疑惑で引責 1992.3 自主辞職
新間 正次 民社党 公選法違反(学歴詐称) 1994.7 自主辞職
中西 啓介 新進党 長男の大麻所持で引責 1995.5 自主辞職
近藤 豊 日新党 所得税法違反 1995.9 自主辞職
大谷 忠雄 新生党 所得税法違反 1995.12 自主辞職
山本 譲司 民主党 秘書給与流用詐取 2000.9.8 辞職
鹿野 道彦 民主党 元秘書の贈収賄事件 2002.2 離党
辻元 清美 社民党 政策秘書給与疑惑 2002.3 離党 自主辞職
【参院】
友部 達夫 新進党 オレンジ共済組合事件 2001.5 自主辞職
大橋 巨泉 民主党 政治全体に対する不信と、民主党の党運営に対する不満 02/01/29 辞職


【過去の議員辞職勧告決議案】

議員名 理由 提出時期 結果
【衆院】
佐藤 孝行 ロッキード事件 1982.7 廃案
田中 角栄 ロッキード事件 1983.2 廃案
竹下 登 皇民党事件等 1992.12 廃案
中村 喜四郎 ゼネコン汚職 1997.10 廃案
藤波 孝生 リクルート事件 1997.10 廃案
中島 洋次郎 政党助成金流用 1998.12 廃案
鈴木 宗男 利権活動 2002.3
【参院】
小林 章 選挙違反 1965.8 廃案
重政 庸徳 秘書の銃刀法違反 1966.2 否決
黒住 忠行 選挙違反 1971.7 廃案
友部 達夫 オレンジ共済事件 1997.4 可決