れんだいこの日本左派運動論

 概要「8.15を契機とする戦後革命運動の爆発も、反革命の勝利となって終わった。だが、米騒動の爆発の時期には、革命党の未成熟ということが本質的な問題として横たわっていたが、この場合、革命党の未成熟によってはもはや説明のつかない重大な問題が横たわっているのである。民衆の反乱と労働者の大衆的決起、政治支配の動揺と革命と反革命の激突が渦巻いていたこのような時期を、革命的マルクス主義の立場に基づき根底からえぐりだすこと、それこそが革命運動史を論じることであるとするならば、戦後革命の敗北を論じること自体、なお、古くて新しい課題なのである」

 「だが、日本帝国主義の軍事的敗北から二昔以上もたった今日に至るも、戦後史の評価は、既成左翼の中で今もなお、混乱のままだといってもよい。市民主義者たちはさておき、マルクス主義を自己の旗印に公然と掲げるものにおいても、45〜50年を革命と反革命の激突の時代として、49年を戦後革命の敗北の年として根底から捉え返すことを未だに拒否したままでいるのである」、「敗北は敗北であり、反革命の勝利によってのみ、今日の日本帝国主義が存在し得たのだというこの一見単純すぎる問題を絶対に認めたがらないことから、革命運動史に対する一切の歪曲と、いわゆるマルクス主義者たちの腐敗と堕落が始まっているといえよう。そして、革命運動史に対する不当な歪曲は、またその当然の結果として帝国主義への恥ずべき屈服を生み、既成左翼の体制内化をもたらしてしまっているのである」(田川和夫「戦後日本革命運動史1」)。