4489153 外資ユダヤ系企業考







(私論.私見)



2005年02月21日

リーマン・ブラザーズ




功を奏するとどめの一撃などない。小さなステップの積み重ねだ。
(リーマンブラザーズ元会長:ピーター・コーエン)  



創業から150年以上を経るリーマン・ブラザーズは、米国ウォール街における最も長い歴史と権威を持ち合わせた投資銀行のひとつです。

日本での活動は日露戦争の戦費調達のために日本政府が発行した外債引受を行なったときからと言われていますから100年以上になります。

まず、リーマン・ブラザーズはユダヤ(ロスチャイルド)系の金融機関ということを押さえておくべきでしょう。リーマン・ブラザーズは米連邦準備銀行(FRB)という米中央銀行制度が導入されたときの
FRBを所有する株主になっていますから“金融財閥コネクション”という見方が正しいと思ってます。

リーマン・ブラザーズは
クーン・レーブ(ローブとも言う)と合併してリーマン・ブラザーズ・クーン・レーブとなり、84年5月にシェアソンと合併してシェアソン・リーマン・ブラザーズになったという事実がありますから、ここの人脈からだけでも、ぞろぞろとロスチャイルドやモルガンから大物が出てくるはずです。シェアソンと合併したことで「クーン・レーブ」の名前が消えましたが、クーン・レーブとは、FRBという制度を導入した中心人物であるポール・ウォーバーグが経営した名門中の名門です。ここにはジェイコブ・ヘンリー・シフとかオットー・カーンもいました。

87年にシェアソン・リーマンの株式をアメリカン・エクスプレスが61%所有していました。このときにアメリカン・エクスプレス(1841年にウェルズ・ファーゴとJPモルガンの資本)の会長を務めていたのが、
サンフォード・ワイルという人物です。ワイルはラザードの創業一族(筆頭株主)のデヴィッド=ワイル会長の一族だと思います。

もう少しリーマン・ブラザーズに関係する歴史を続けます。
サンフォード・ワイルはアメリカン・エクスプレスの会長を89年に辞任して、モルガン家の名門証券スミス・バーニーを抱える
プライメリカという会社の会長に就任しました。93年3月、アメリカン・エクスプレスは、なんとプライメリカにシェアソン・リーマンを売却すると発表し、再びサンフォード・ワイルの手にリーマンが戻りました(偶然ではないでしょう)。そしてワイルはスミス・バーニーと合体させてスミス・バーニー・シェアソンと改称し、このとき、リーマン・ブラザーズが分離されました。リーマン・ブラザーズは親会社なしで94年に独立したのです。

さらにプライメリカは、93年9月に
トラヴェラーズ・グループを買収してそこにワイルが会長(CEO)となり、今度は97年にトラヴェラーズがロスチャイルド系のソロモン・ブラザーズを買収しました。ちなみにソロモンの会長はウォーレン・バフェットが就任。ソロモン・ブラザーズ・インターナショナルの会長ジェームズ・ウォルフェンソーンは自分の投資会社ウォルフェンソーンを経営し、FRB議長を辞任したポール・ヴォルカーを会長に迎え入れ、95年から世銀総裁にウォルフェンソーンが就任しました。

サンフォード・ワイルはトラヴェラーズとソロモン・ブラザーズを買収したと書きましたが、ここからソロモン・スミス・バーニーが発足しました。98年4月、今度はトラヴェラーズがシティコープと合併し、ここに世界最大級の金融機関である
シティグループが設立され、ワイルは自ら会長(CEO)に就任したのです。トラヴェラーズは97年に日興證券を買収(実質)していますので、日興ソロモン・スミス・バーニー証券=日興コーディアルグループは、ワイルを中心とするロスチャイルド系だということが解ります。

もうこの人脈だけでクリントン政権の主だった閣僚がざっくざっく出てくるでしょう。

例えば
ロバート・ルービンがいます。ルービンはロシア系ユダヤ移民の子供です。エール大学を出たあと、ゴールドマン・サックスに入社しました。ゴールドマンのトップに立つと、ロシアのエリツィン大統領がルービンをロシア民営化の経済顧問に雇いました。クリントンを大統領に仕立て上げたのがルービンを中心とするグループであり、そこにはパメラ・ディグビーという鉄道王ハリマンの未亡人もいました。ルービンは経済担当大統領補佐官・財務長官というポストを貰い、グリーンスパンやサマーズと組んでグラス・スティーガル法を撤廃、99年からはシティグループの会長に就任しました。

※ パメラは97年に亡くなりましたが、彼女はクリントン最大の支援者であり、駐仏米国大使というポストを得ました。名前は
パメラ・ベリル・ディグビー・チャーチル・ヘイワード・ハリマンといいます。名前からわかるようにチャーチルの息子とも結婚しています。パメラ死後、駐仏米国大使の後任にはラザードのフェリックス・ロハティンをクリントンが任命しました。パメラの父はイギリスの男爵エドワード・ディグビーで、その義兄がアルバート・プリムローズ、その母がハンナ・ロスチャイルドです。

※ アヴェレル・ハリマンはスカル・アンド・ボーンズであり、ブラウン・ブラザーズ・ハリマン銀行の頭取はブッシュの祖父ジョージ・ハーバート・ウォーカーが務めており、この銀行を通じてプレスコット・ブッシュやダレスなどがナチスを支援していたと言われている。ブッシュ家は3代に渡ってハリマン家に仕えるほど深い関係にある。ハリマン家とクーン・ローブ家は、ユニオン・パシフィック鉄道を通じて深く繋がっている。


リーマン・ブラザーズという会社だけを見て今回のフジ対ライブドア騒動を判断しようとしたら、見誤ると考えられます。ここまで上に書いてきた“グループ”全体を見る必要があります。

日本人にも彼らの手下がいます。例えば元財務官の
榊原英資氏です。



米リーマン、榊原英資元財務官をアドバイザーに起用
2005年2月3日

(ブルームバーグ):米投資銀行リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは、榊原英資元財務官をジャパン・アドバイザリー・ボードのメンバーに起用したと発表した。

榊原元財務官は、1997年から99年にかけて日本の為替政策を主導し、「ミスター円」として知られる。
(略)
ジャパン・アドバイザリー・ボードには、相原宏徳・元三菱商事副社長や、堺屋太一・元経済企画庁長官などが名を連ねている。

infoseek



TBSテレビ ブロードキャスター榊原英資発言


【榊原】 これはもう確実に堀江さんの負けですね。 あのー、要するにあのー、売上が300億の会社が800億の借金をするというのはもともと無理な話なんです。無理に無理を重ねて、転換社債でまったく不利な条件で彼は買えた訳ですね。この結果何が起こるかというと、ライブドアの株がどんどんどんどん下落するわけです。もう既に下落してる。

(略)

【福留】 ということは一番儲かるのは、絶対損をしないのは

【榊原】 リーマンブラザーズです。ですから今回の、まずこれは第一幕ですけど、第一幕の勝者はリーマンブラザーズです。敗者はライブドアですね。 で、おそらくこれは第二幕があって、第二幕はリーマンブラザーズのいま裏にいる、外国系のファンド、あるいは日本のノンバンクなんていう噂が出てますけど、そういう人たちが出てくる。村上さんがどう動くか、あー、そういうことですから、第二幕はとにかくフジテレビ対そういう人たちになる。しかし、まあ堀江さんは第一幕で舞台から退場、こういうことが一番ありえるシナリオです。

(略)

【福留】 はあ、なぜそんな危ない転換社債に手を出すことになったんですか

【榊原】 ですからこれはあのー、本人が人生最大の賭けだって言ってますけど、短期決戦で終われば、これは良かったかもしれないですね。 それから、35%で公表しちゃダメですよ。51%取った時に、取りましたよって

【福留】 それまで黙っときゃよかった

【榊原】 ええ、要するにセミリターンていうのじゃないんですから、ヘラヘラベラベラ喋ったらね、そりゃプレイボーイは売れるかもしれない(一同失笑) 村上さんみたいに、こういう時は絶対ノーコメント。村上さんはこれはプロですね。

【福留】 ということはこの一週間出まくった堀江さんというのは

【榊原】 あのー、まああのー、会社がダメになったらテレビタレントにはなれるかもしれませんけどね、会社の社長っていうのはあんな風にベラベラ喋ったらダメ。 しかもこれ戦争です。これは、要するに敵対的買収ですから、かつての言葉で「乗っ取り」です。ルールは、法律に違反しなきゃいいっていう、これは堀江さんの言うとおりです。何でもありなんです。ですからこういう世界で、やっぱりあんまりベラベラ喋ったらダメですね。 で、相手は大衆じゃない。プロ野球のときは相手は大衆ですから、大衆のサポートがあれば何とかなった。これはプロの世界ですから、厳しいアメリカ型資本主義の論理で、リーマンブラザーズはそこのプロですよ。そこにしてやられたなと。これはねえ、日本でねえ、あのーアメリカの投資グループにしてやられてる例っていうのは山ほどあるんですよ。

(略)



それと、アンレッドさんが名前を挙げたリチャード・ホルブルックの簡単な経歴は、 ここフォーリン・アフェアーズにあります。

他には、ジョージ・ベーカー・ジュニアの娘エディス・ブレヴォート・ベーカーがジェイコブ・シフの孫であるジョン・M・シフと1934年に結婚していますが、ジョン・M・シフは『リーマン・ブラザーズ―クーン・ローブ商会』の名誉会長です(でした)。

それと、ブレント・スコウクロフト元大統領補佐官もリーマンの重役でした。


2003年5月には韓国の盧武鉉大統領がウォルドルフ・アストリア・ホテルで昼食会を開いてますが、ここに招かれたのがここまで書いてきた“グループ”の中心メンバーだと見ていいと思います。

昼食会に出席したのは、
ロバート・ルービン(シティーグループ会長・元財務長官)、デーヴィッド・ロックフェラールイス・ガースナー(カーライル・グループ会長)、リチャード・S・フルド(リーマン・ブラザーズ会長)、ジョン・ラザファード.Jr(ムーディーズ社長)、テレンス・チェッキー(FRB副理事長)、フランク・ウイズナー(AIG副会長)、ロバート・スコット(モルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター社長)、レオ・オニール(S&P社長)、ステファン・ヴォルク(CSFB会長)、デビット・コールター(JPモルガン・チェース副会長)の以上11名です。


やはり、リーマン・ブラザーズを見るときは、“グループ全体”を見るべきでしょう。そしてその“グループ”は、とんでもない人脈によって構成されているということですね。これは、米国にあるただの金融会社ではなく、米仏英を中心とする金融財閥グループだということです。