このオカシナ政治現象を疑惑せよ 

 (最新見直し2007.3.10日)

Re:れんだいこのカンテラ時評265 れんだいこ 2007/03/10
 【オカシナ政治現象をどう読み解くべきか】

 れんだいこはオカシナ政治現象に気づいている。田中角栄を悪し様に述べる者が共通して第二次世界大戦時のナチス批判、日本軍部批判の戦闘的人士として立ち現れているということである。連中のロッキード事件糾弾と、ホロコースト大虐殺論、南京大虐殺論、百人斬り事件、従軍慰安婦事件の批判の音量がハーモニーしている。これに拠れば当然、ニュルンベルク裁判も極東国際軍事裁判も極悪戦犯を裁いた正しき法理の下での法廷であった論になるものと思われる。日共の理論及び史観が妙にこれに照応している。このことに如何なる接点があるのだろうか。これを問わねばなるまい。

 これを解くには、太田龍史観、れんだいこ史観をもってすれば容易であるが、他の方法では理解できないだろう。これを仮に「サヨ政治論」と命名する。近時は、左派の名を騙ってのこうした「サヨ政治論」が横行しており、左派の信用失墜毀損をもたらしている。由々しき事態なので、れんだいこは、「サヨ政治論」に代わる「左派政治論」の旗手として日本政治史に役割を果たしたいと思う。

 「サヨ政治論」の典型例は、五十嵐仁・氏(法政大学)であり、その他大勢である。五十嵐氏は、ロッキード事件では、徳本栄一郎−五十嵐仁−立花隆のトライアングルを形成し、今ならでははっきりとしたロッキード事件の胡散臭さを指摘する流れに対し、それを再否定することで一役買っている。多くの者が、その説法に同調しているように見える。れんだいこは、徳本栄一郎ー五十嵐仁−立花隆の御用漫談考」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/kakuei/rokiido_goyomandanco.htm)で検証しているが、ここではこのことを問わない。

 その五十嵐氏は、「2007.3.7日付け転成仁語」(ttp://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htm)で、次のように述べている。
 先の大戦(というのは、第2次世界大戦のことです。念のため)では同盟国として同じような過ちを犯した日本とドイツですが、過ちに対する反省、その精算のしかた、戦後の歩みや周辺諸国との関係は大きく異なっています。なぜ、日本は、ドイツと同様の歩みを辿ることができなかったのでしょうか。なぜ、日本国民は、ドイツのような政府を実現することができなかったのでしょうか。 (引用以上)

 これによれば、五十嵐氏は、ナチスの蛮行としてのホロコースト大虐殺論を史実と是認し、日本はドイツの大反省に見習い、南京大虐殺論、百人斬り事件、従軍慰安婦事件その他戦争犯罪全般に大謝罪すべきだと主張していることになる。一見、反戦平和的見地からの指摘であるように見えるが、実は単なるネオ・シオニズム・テキストの受け売りしている可能性がある。連中は、そういうことを思っても見ない。正しい立論だから鼓吹せねばと正義感に駆られているのだろうか、そういう訳で持論の怪しさを夢にも疑うことをしない。そればかりか、その立論をことさら戦闘的に述べることが義務とでも考えている節がある。

 れんだいこは違う。周知のようにロッキード事件に於ける田中角栄の冤罪を説いている。5億円授受を認めてもなお且つ角栄の政治能力を買うのではなく、5億円授受説そのものを虚構とする立場を採っている。ロッキード事件は、国際ネオ・シオニズム奥の院の指令に基づき、用意周到な証拠を捏造し、罠が仕掛けられ、政治的に羽交い絞め絞殺されたと思っている。

 逆に、戦前日共の党中央委員小畑の査問致死事件では、宮顕主犯有罪を説いている。スパイ視されている小畑の方が正統の日共党員嫡出子であり、スパイ摘発を呼号した宮顕の方が当局側のエージェントであったと思っている。そういう訳で、宮顕が獄中下で予審調書を一切採らせなかった唯一の非転向指導者である云々聖像論を有り得ない事として否定している。むしろ宮顕こそスパイM以降の党中央潜入スパイ系譜の真の頭目とみなしている。野坂も別系統のネオ・シオニズム・エージェントであったと思っている。

 だから、れんだいこは、角栄に対しては冤罪を、宮顕に対しては有罪、小畑冤罪を説いている。世のサヨ系自称知識人の角栄=有罪、宮顕=唯一非転向指導者、小畑=スパイ説と真っ向から対立している。こういう大事な問題で議論が為されない現象を理論の貧困とみなしている。

 そういう見解を採るれんだいこが、ロッキード事件、戦前日共の党中央委員小畑の査問致死事件等々の検証で編み出した時系列論証法でもってホロコースト大虐殺論、南京大虐殺論、百人斬り事件、従軍慰安婦事件その他諸々を検証して行くと、通説の薄っぺらさばかりが浮き出てくる。基本中の基本である「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにして」という5W1Hの徹底解明原則が守られていない事例が多過ぎ、信用するに足らない。しかし、そういうものが公認教説としての地位を獲得している。

 興味深いことは、この公認教説を廻って、これを護持せんとする者が体制派となっていることである。彼らは、政治情勢論では概ね野党革新派としてのスタンスを見せているが、国際的公認教説を廻っては与党保守派として位置していることを自覚しているのだろうか。そのことに何の違和感も持っていないようである。この場合、公認教説が史実に照らして正しければ問題ない。間違っていたとすれば、どういうことになるのかという問題になる。

 他にも、連中にはもう一つの共通項があるのではないかと思っている。それは、著作権論に於ける強権派の立場である。今や著作権論も国際的公認教説は強権化しつつあり、為に人民大衆の知的欲求が閉塞されつつある。西欧諸国ではとっくの昔から、第二次世界大戦の史的検証が制約されており、ナチス犯罪を説く側に回らない限り公職を追放されたり逮捕されている。その際、著作権法が暗躍悪用されている。これについては資料確認でき次第に現場保存していくことにする。

 さて、結論である。この動きは何やら赤い糸で結ばれているように見えるのだがどうであろうか。赤と云うのは左派の専売ではない。ロスチャイルドも赤の盾を紋章としている。「サヨ政治論」を説く連中は恐らく、史実を検証して論を自身で紡ぎだしたのではなく、あつらえられたネオ・シオニズム・テキストをオウム返しにプロパガンダしているだけの機会主義者でしかないのではなかろうか。そう説くことが御身保全と立身出世の機会に恵まれることを察知し、そのように振舞っているものと思われる。

 してみれば、本来の学問上そうであってはならない学的態度が流行していることになる。由々しき事態である。そう云えば、テレビのコメンテーターとして登場している最近の学者知識人がどれもこれも賢そうでないのは理由があるということになるだろうか。政治家も然りであるが。

 2007.3.10日 れんだいこ拝

Re:れんだいこのカンテラ時評266 れんだいこ 2007/03/11
【米国議会下院に「従軍慰安婦問題法案」が上程されたのはなぜか考】

「従軍慰安婦問題」が奇妙に政治課題として持ち上がりつつある。れんだいこは、「従軍慰安婦問題」につき「従軍慰安婦考」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/taigaishinryaku_jugunianfu.htm)で考察している。それを踏まえて以下発言する。

 「従軍慰安婦問題」が米国議会下院に上程されようとしている。これまで米下院では、慰安婦に関する決議案が7、8回上程されたが、いずれも廃棄されているとのことである。ここにきて再度決議されようとしている執拗さの裏には何があるのか、それを読み取られねばならない。何だか共謀罪の執拗な上程と似ている気がする。

 この動きを、米国民主主義の為せる技としてエールを贈る者は今時居るまい。では何なのか。れんだいこは、自衛隊派兵及びイラク戦争負担金問題等々で前任の小泉ほどには言うことをきかない安部政権脅しであろうと推測する。先だっては久間防衛大臣が頑張ったので先送りになったはずだ。お陰で無礼な恥掻かされたな。マスコミは問題にしていないが。本当はブーイングするところだろうに。

 日共が例によってはしゃぎ回るとすれば、これが日共党中央の正体と見据えねばならない。ロッキード事件の時には見事に呼応した事例を残している。お陰で戦後保守ハト派は衰退し今日の如くタカ派全盛時代になった。鈴木ムネオ潰しの際のイカガワシイ外務省資料の悪乗りも記憶に新しい。日共のターゲットが奈辺に向かっているのか透けて見えてこよう。そういう訳で、この問題における日共の動きについては、刻々確認して行くことにする。

 米国下院議会への「従軍慰安婦問題上程」は、ブッシュ−チェイニー派による「対日タカリユスリ」として利用されようとしているのではなかろうか。安部のアキレス腱は、戦後タカ派的ネオ・シオニズム拝跪性と戦前タカ派的皇国史観性の両面を持つという二股性にある。今ネオ・シオニストは、安部に対し、戦前タカ派的皇国史観性を捨て、小泉の如くに戦後タカ派的ネオ・シオニズム拝跪性に純化し、旗幟鮮明にせよと迫ろうとしている。つまり、つべこべ言わずに何でも云うことを聞けと云われている。

 安部のお坊ちゃま的能力は恐らく、「イエス・サー」を返答するであろう。この場合は政権が安堵される。但し、我が国家から大枚の金が又もやむしり取られる。あるいは自衛隊のイラク軍事派兵を撤退どころか逆に増強させられる。安部が夕張問題等々持ち出して渋るものなら、安部政権は一夜にして瓦解させられる。そういう運命にある。そういう訳で、阿部は、身も心も更にネオコン系サタ二ズムに預けるのか、踏み絵が迫られている。

 「従軍慰安婦問題」は、そういう政治的思惑で仕掛けられ利用されようとしているのではないのか。つまり、持論を捨て「イエス・サー」するのかしないのか、はっきりせよとの踏み絵として持ち出されようとしている。ブッシュ−チェイニー派は、議会の後押しを得た形でこれをやりたいのだろう。そういう筋書きを描いているのだろう。

 となると、安部が「イエス・サー」するのかしないのかに関心が向かざるを得ない。「イエス・サー」の瞬間に内閣打倒に総力で向かわねばならない。そうでなくても、改憲でうるさくて仕方ない。安部が見捨てられた時、次は誰かを予想せねばならない。色気を出し始めているのが麻生であるが、祖父吉田茂の能力の足元にも及ばない単なる偏屈に過ぎない。小泉出戻りと云う狂態までありそうであるが、勘弁でっせ。人心が許すまい。それにしても恐ろしいほど間抜け腑抜けな政治政界になってしまったものだ。

 今新聞ジャーナリズムは、朝日、毎日は先のチェイニー来日時には論評一つ為し得なかったのに、「従軍慰安婦問題」ではこぞって健筆を振るおうとしている。興味深いことは、今なぜ米国議会にこの問題が上程されたを問う、その政治的意味を説き明かそうとするものがないことである。安部政権が踏み絵を迫られようとしていることを嗅ぎ取る知恵がない。通り一遍の史実論か便宜論を振りまいているに過ぎない。これは期待しても無理、無駄というものか。

 それにしても日本は米英ユ同盟によって更にしゃぶり尽くされようとしている。どうやら天皇制も議題に上っているらしく、パッシングが強まっており、菊タブーが解禁されつつある。これを喜ぶべきかどうか。逆に国際金融資本タブーが築かれている。徳間書店が脅されているらしい。どう対応するのか興味がある。

 2007.3.11日 れんだいこ拝




 



(私論.私見)


2007年3月10日(土)「しんぶん赤旗」

「慰安婦」問題 日本政府に批判続く


“歴史直視、真の国益”

ボストン・グローブ紙社説

 【ワシントン=鎌塚由美】米紙ボストン・グローブ(八日付)は、「謝ることのできない日本」と題する社説で、安倍首相の「慰安婦」発言を批判しました。

 社説は、安倍首相が「軍の売春宿に閉じ込められた二十万人にのぼる女性たちの苦しみを公式に認めることを拒否した」と指摘。安倍首相の発言は「日本国民を反映したものと理解すべきでなく、むしろ与党・自民党の安倍氏や右派が権力への布石として採用してきた国粋主義の症状だ」と述べました。

 社説は、米議会で審議中の決議案について「客観的事実に基づいていない」と主張する安倍首相に対し、「むしろ安倍氏は、十分に確立された歴史の真実を認め、生き残っている被害者たちに公式な損害賠償を行うべきだ」と主張。「真の国粋主義者は、このような日本の真の国益にとって最良となる方法で、歴史に向き合うだろう」と述べました。

“世界で理解しがたい”

インドネシア英字紙社説

 インドネシア英字紙ジャカルタ・ポスト六日付社説「日本の未熟さ」は、安倍首相が「慰安婦」問題で「強制を証明する事実はなかった」とのべたことを厳しく批判し、誠実に歴史と向き合うよう求めています。

 社説は「安倍氏はわずか六カ月で、日本の戦争中の歴史と向き合う点で小泉首相とあまり変わらないことを世界に示した。安倍氏は、日本が戦争中に性の奴隷の問題に関与したことを認めて謝罪するよう求める米下院での決議案にいらだっている」と指摘しています。

 また、「第二次世界大戦後六十二年にもなるのに、日本がなぜ戦争中の歴史的事実を正直に受け入れずこうした子どもじみた態度を維持し続けるのか、世界中の人々にとっては理解し難い」と問いかけています。

強制否定は許されない

中国外務省報道官

 【北京=菊池敏也】中国外務省の秦剛報道官は八日の記者会見で、米下院外交委員会が「慰安婦」問題で決議案の審議を進めていることについて、「『慰安婦』の強制徴用は、日本軍国主義が第二次世界大戦で犯した重大な犯罪行為の一つ」と述べ、「これは客観的な歴史事実であり、否定することは許されない」と強調しました。

 同報道官は、「慰安婦」問題が「隣国および国際社会での日本のイメージにかかわる」と指摘、「日本側が勇気を示し、歴史・人民・未来に責任を負う態度で、国際社会の正義の声に真剣に対処し、歴史的に残されたこの問題を真剣かつ適切に処理することを希望する」と述べ、日本政府の対応を促しました。


2007年3月10日(土)「しんぶん赤旗」

安倍首相に「口利き」疑惑

官房副長官時代 産廃委託に業者推薦

参院予算委で井上議員追及


 日本共産党の井上哲士議員は九日の参院予算委員会で、安倍晋三首相が内閣官房副長官時代に行ったとみられる「口利き」疑惑を内部資料を示し追及しました。二〇〇一年ごろ道路公団の傘下にあった二つの財団に対し、山口県下関市の会社のごみ処理車を推薦するよう働きかけたもの。安倍首相は「記憶にない」と否定しました。


写真

(写真)質問する井上哲士議員=9日、参院予算委

安倍氏は否定

 下関市の会社は「トヨ・システムプラント」。同社の岡本豊之社長は安倍首相の地元後援会幹事長で、二〇〇五年の総選挙時には、安倍選対事務局長も務めています。

 委員会で井上氏は、同社が開発したごみ処理車を財団法人「ハイウェイ交流センター」と同「道路サービス機構」に売り込む経過を記した文書を示しました。さらに、岡本社長名で〇一年四月二十日付で送信された、「内閣筋から直接、財団の理事クラスに当社機を委託組織に推薦するよう実働部隊の環境部門に伝達するよう電話で要請していただいた」とする「高速道路情報」と題したメールがあることを示しました。

 井上氏は、「当時、安倍首相は内閣官房副長官。岡本社長は『内閣筋』とは『安倍晋三』氏のことだと販売代理店に説明したと聞いた。岡本社長の依頼を受け、電話で要請したのではないか」と質問しました。

 安倍首相は「まったく分かりません」と答えました。

 同社は経済産業省から、〇〇年六月と〇一年七月に合計約六千六百八十三万円の「新規産業創造技術開発費補助金」を交付決定されています。

 政治資金収支報告書によると、安倍首相が代表を務める自民党山口県第四選挙区支部は〇二年一月、「トヨ・システムプラント」から五十万円の献金を受けており、井上氏は「『口利き』の謝礼ではないかと疑わざるをえない」と指摘。国からの補助金を受けた法人から交付決定を受けた日から一年間、献金を禁じた政治資金規正法違反の疑いもあります。

図

「質問かえよ」と委員長

井上議員 「国政の問題」と反論

 「外交・防衛等」をテーマに九日の参院予算委員会で集中審議が行われましたが、安倍晋三首相の「口利き」疑惑を追及した日本共産党の井上哲士議員に対し、尾辻秀久委員長が「外交・防衛等に関する集中審議の中での質問とは認めがたい」として質問を変えるよう求めました。これは自民、民主両党理事の委員会内での協議を受けて、尾辻委員長が判断したものです。

 井上氏は「予算委員会は国政にかかわるすべての問題を議論する場だ。この問題は政治の信頼を取り戻すためにも必要だ」と反論しました。

 井上氏の質問は突然行ったものでなく質問内容を事前に知らせ、それにもとづき政府側も答弁を準備していたものです。予算委員会の理事に対しても「政治とカネの問題について」と質疑内容を前日に通告していました。

 「外交・防衛等ではない」という言い分も通用しません。同委員会では二〇〇四年三月二十三日に同じく「外交・防衛等」をテーマに集中審議が行われましたが、自民党の脇雅史議員の質問は「構造改革」だけの質問で終わっています。今回の集中審議では民主党議員も松岡利勝農水相の事務所費問題などをとりあげています。



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