研究3―2 赤旗の無茶苦茶な記事捏造考

 (最新見直し2007.3.10日)

 この一連の経過に対し、赤旗は如何に報道したか。これを検証する。

 中共系「赤旗のデマ宣伝を解剖する」は次のように書き記している。
 「日共反中国指導部は善隣学生会館襲撃という未曾有の不祥事をひきおこしておきながら、反省の色すらみせず、かえって機関紙赤旗やその盲従紙である民青新聞、日中友好新聞などを使って、ウソ八百をかきたてている。赤旗などのウソは日一日と極端になってきており、まさに白を黒といいくるめるデマ宣伝紙と化している。『日本と中国』は事件以来これまで、もっぱら真相を広はんな人びとに伝えることに全力をそそぎ、赤旗などのデマ宣伝を無視してきた。しかし、とくに最近の赤旗などは、加害者と被害者を転倒させ『丸二日間にわたって監禁され』、『トイレにもいけず、婦人はバケツで用をたした』という状況をネツ造し、『人道上の問題』にすりかえ、『正当防衛権』を行使し『華僑青年ら暴徒を排除した』という論法で、あのファシストばりのテロ行為を正当化しようとしている。ウソもここまでくると重大な犯罪である。そこで本紙は赤旗などのウソのいくつかをとりあげ解剖してみた云々」。 

 これに対し、日共系「日中友好協会」は、同協会編纂パンフレット外部勢力による干渉と暴行は許せない−日中友好協会本部襲撃事件の真相− で、逆見解を述べている。

 「この事件はまず会館の三、四階にすむ華僑学生が去年の11月から準備をすすめ、日中友好協会本部の事務所と文化資材を暴力で強奪するため、一階にある日中友好協会に対して不法監禁、暴行・傷害、器物破損などの犯罪行為をほしいままにしたものです。これに対して日中友好協会の側は事務所と財産をまもり、また監禁された人びとの生命と身体の安全をまもるために、自分たちの事務所の入口で正当防衛の権利にもとづいて、かれらの強盗行為を断固として撃退しました。この事件の本質は、外国勢力とこれに結びついた日本の対外盲従分子が暴力によって日本の民主勢力を破壊しようとしたものであり、かれらの直接のねらいは日中友好協会の事務所と財産を強奪することにありました」。
 「華僑学生たちの言葉によると『日共修正主義グループ』なるものが、学生たちに反中国の暴行を加えたといっています。これは全くサギをカラスといいくるめようとするものです。事実は、会館の三階と四階に住む華僑学生たちが、一階の廊下の奥にある日中友好協会の事務所へおしかけて暴行をはたらいたのです」。

 つまり、「日中友好協会の方が襲撃された事件」として描いている。


【第1のウソ、「華僑青年らが襲撃」について】

 「第1のウソ 華僑青年らが襲撃 について」は次のように記している。

 「赤旗ははじめのうちは『華僑学生らに襲撃され、棍棒や角材で殴打されて、多数の重傷者をだした』の一点張りで被害者をよそおい、この武装暴力団については頬カブリをきめこんでいた。しかし、彼らにとってはきわめて具合の悪い、写真が大量宣伝され、被害者ヅラができなくなってくると『ヘルメットはもともと防衛用具である』とふてくされはじめた。

 この写真のヘルメットをかぶり棍棒や角材で、素手の青年を殴りつけている側が、彼ら『日中と民主団体の支援員』であることを認めざるをえなくなったということである。しかしヘルメットの男たちが手にしている棍棒やクギをうちつけた角材、竹ざおまで防衛用具というキベンをろうするわけにはいかなくなると、『この棍棒や角材の凶器は華僑青年ら暴徒からうばいとったものだ』と詭弁を弄して恥じない。

 日中友好の看板をかかげた部屋から、凶器をふるってとびだしてきて、友好の相手国の人民である素手の青年たちを殴打し瀕死の重傷をおわせた『日中友好協会と民主団体の支援員』の罪は重大である。しかしそれ以上に重大な犯罪をおかしているものは赤旗をつかって白を黒といいくるめ加害者を被害者に仕立てあげようとしている連中である。その連中―日共中央指導部こそ、このテロ行為の主謀者であり、内野竹千代、岩間正男、青柳盛男、松本善明ら中央幹部が事件当日督戦につとめていた事実でも明白である」。

(私論.私見)

 中共側のこの指摘が正しいとすれば、日共のウソは左翼の資格はなかろう。いずれにせよどちらかがウソを付いている訳であり、ついた方は左派圏から追放されねばなるまい。

【第2のウソ、「丸二日間監禁された」 について】

 「第2のウソ、「丸二日間監禁された」 について」は次のように記している。

 「赤旗は、『二月二十八日夜から丸二日間にわたって日中友好協会事務局員らは監禁され、このため事務局員らは便所にもいけず、婦人はバケツで用をたした』と繰り返しキャンペーンを張った。しかし事実はこうだ。彼らは内部にバリケードをきずき、自分で自分を監禁していた。この監禁は内部から『自主的』に行っているものであるから自分たちの仲間の出入は自由にできるわけで、監禁されて便所にもいけないはずの金田英門(日共党員)と柳瀬宣久(日共党員・事務局細胞キャップ)がのんびりと姿をみせているところや、金田や柳瀬たちの出迎えをうけて支援にやってきた札つきの反中国行動隊・亜細亜通信社労組の男女が入っていくところの写真が撮られており、彼らは通路から自由にニセ日中事務所に出入りしていたが確認されている。

 ととすれば、この赤旗のキャンペーンは、全くのデマゴギーであり、噴飯ものということになる。『便所にもいけずバケツで用をたした』と赤旗や日中友好新聞などに手記をだし、ウソでぬりかためた報告会や集会で同じことを得意になってふれまわっている『悲劇のヒロイン』西村郁子こそ恥知らずな道化役者である。

 西村(日共党員で事務局細胞のひとりとして、友好協会分裂以前から妨害活動を行っていた札つきの反中国分子)がみずからPRするように実さいに『バケツで用をたした』かどうかは知らない。しかし、そうしなければならない条件は全くなかったのだから、もしそうしたとしたら、それはあくまで自主的な行為であり、本人の好みの問題だとしかいいようがない」。

(私論.私見)

 西村郁子氏が存命しているなら、今からでも遅くない真実を語らねばならない。それはそうと、「柳瀬宣久」は、後に除名される日中合同出版の社長ではないか。彼も真実を語らねばなるまい。
第3のウソ、「弁当の差入れ」 について】

 第3のウソ 弁当の差入れ について」は次のように記している。

 「3.2日午後1時ごろ、ダンボール数個をかついだ男たちを先頭に、善隣学生会館を包囲していた日共党員や民青の反中国分子たちが正面玄関に『弁当の差入れ』と称して押入ろうとした。そのとき、しめし合わせたように、ニセ日中のドアが開き、中にいた七、八十人の反中国分子の一部が出てきて正面玄関内フロア付近で『弁当くわせろ』と叫びはじめた。

 これに対して、会館理事者側は『前夜と同じように、会館事務局が差入れの品物を責任をもって日中の側にわたすから』と申し出た。(前夜はこの方法ですべての差入れ物は受け渡しされていた)ところが、こんどは『どうしても直接渡す』といってきき入れない。そして、外と内からハサミ打ちするように押しはじめたのだ。

 玄関にいた警官はこの様子をながめているだけだった。フロアにいた中国人学生と日中正統会員たちはスクラムをくみがんばりぬいた。すると内部に反中国分子たちは新手をくりだし、消火器を使って目つぶしをくわせ、スクラムがくずれたところを棍棒、竹ざおをもったグループをくりだして暴行を加え、劉道昌君など十数人の中国人学生、日中正統会員などに重軽傷をおわせた。

 中国人学生側はこれにひるまず、暴徒をニセ日中事務所の中に押しかえし、再襲撃を防ぐためにこのときはじめて、外側から椅子でドアをふさいだ。一方、正面玄関の襲撃も固いスクラムで押しかえし、いそいでバリケードをきずいた。写真もしめすようにこのときまで『バリケードをきずいて日中事務局員を丸二日間監禁した』という赤旗報道のような事実はなかったのである。

 なお彼等が前夜の方法を拒否してどうしても直接持ち込もうとした弁当の中味はヘルメットなどの武装用具だった。これらはいずれも写真で確認されている」。

(私論.私見)

 当時の党員、民青よ、今からでも遅くない真実を語れ。

【第4のウソ、かりだされた三百数十人】

 「第4のウソ かりだされた三百数十人」は次のように記している。

 「25日、日本青年館で“日共反中国暴力団による中国人学生襲撃事件を糾弾し、日中関係断絶の陰謀を粉砕する中央決起集会”をひらいた。この集会には東京および近県の日中友好をねがう貿易界、文化界、青年、婦人など各界各層の人びと約千人と各地方の代表者数十人が参加し、デモ行進をおこなった。

 ところが二十六日付赤旗はこの集会が『利権にからんでかり出された貿易商社員、脱走分子、札つきのトロツキスト』によってひらかれ『三百数十人がデモをおこない』、『通行人に事件の真相を全く逆に宣伝するデマ文書『日本と中国』などを配布した』と書きたてている。左写真をみれば三百数十人かどうか一目でわかる。もちろんこの行進の列は長いとはいえないが真実が広く伝われば伝わるほど自発的に闘いの戦列に加わる人びとでどんどん長くなることだろう。

 なお同じ日に日共反中国指導部は『日中友好協会襲撃事件の真相をきき日本の民主運動の発展をかちとる青年学生集会』なるものを東京・文京区の礫川公園でひらいたが、僅かニ百人(「赤旗」は四百五十人と称しているが)が集まっただけ。あわてた日共反中国指導部は午後六時からひらいた『日中友好協会を守る全都集会』に懸命な動員をかけ、デモをおこなった。このデモの参加人員は六百人前後。赤旗報道はなんと二千二百人という水ましぶり。票や数の好きな日共が数で苦しんだというのも皮肉な話。東京で数万を誇る党員や民青同盟ですら数%しか動員できないという事実は“反中国”行動のむなしさを示す一例ともいえよう」。

(私論.私見)

 当時の党員、民青よ、今からでも遅くない真実を語れ。
【第5のウソ、「強盗の論理」 について】

 「第5のウソ、「強盗の論理」 について」は次のように記している。

 「赤旗が日共反中国暴力団のテロ行為を正当化するためにさかんにかきたてているのが『襲撃したのは華僑学生ら』でその動かせない証拠は『衝突事件がおこったのは、日中友好協会本部のある一階で、華僑学生のいる三、四階ではない』ことだという説明。三月二十六日の主張ではこの『一階でおこった』という証拠を理由に『華僑学生などに負傷者が出たということで日中友好協会側を『加害者』よばわりするのは、他人の家に入りこんだ強盗が被害者におそいかかり、傷害、器物破損をはたらき、自分もあばれまわって盲動した結果、負傷したからといって、被害者を『加害者』だといいはる…“強盗の論理”だ』とうそぶいている。

 この彼らの論法をそのままつかって、事件のおこった場所をみなおすと、その場所は一階廊下であり日中友好協会本部の中ではないことは彼らも認めているとおりである。それをあたかも『他人の家に入りこんだ』かのように主張し、被害者と加害者をてんとうさせようというのはムシがよすぎる」。

(私論.私見)

 そういう詮索も良いが、青柳論文を確認していった方が早かろう。酷いことを書いているではないか。青柳が存命中なら、釈明させねばなるまい。





(私論.私見)