補足(17)―4128 不破理論解析考(十七)更なる綱領改悪策動考

 日共は2003.5.24日第6回中央委員会総会を開き、席上志位委員長が幹部会報告を行い、@・6月に第7回中央委員会総会を開き党綱領改定案を提示する、A・改定案の党内討論を始める、B・11月に第23回党大会を開く、C・党大会で党綱領を改定する旨を発表した。

 政党の憲法とも云えるのが綱領であるが、現下日共綱領は、61年の第8回党大会で採択されたものであり(「61年綱領」)、伝統的な二段階革命論を踏襲していること、自衛隊の解散要求、日米安保条約廃棄などを掲げている等々で、現下党中央路線の資本主義内の改革を目指す、よろづ現状追認路線と整合しない内容となっている。

 これまで過去4回部分改定されてきた。特に、2000年11月の前回党大会では、社会主義革命といった文言が入った前文を党規約から削除する改定に踏み切った他、「社会主義革命」、「前衛政党」などのマルクス主義的表現を全面的に削除するなど大幅な改定を行った。それでも不十分で、次回の党大会に向けて「現実・柔軟路線」を更に鮮明にし、いわゆる不破路線の総仕上げする模様である。共産党的な独特の用語を分かりやすくすることも検討しているとのことである。

 商業新聞は「基本路線の見直しにどの程度踏み込むかが焦点となっている」と関心を示しているが、れんだいこには明瞭である。1955年の六全協以来、第7回党大会、第8回党大会を経て決議された宮顕手製の「61年綱領」の反動的本質を全露呈させ、不破式共産主義思想自己否定綱領へと完結せんとしているだけのことである。この策動は、現実の階級情勢の必要から生まれたものではなく、ただ単に宮顕−不破路線を自己完結せんが為の妄執に過ぎない。
こうしたことが成り立つこと事態、私物化極まれりというべきであろう。

 後刻判明したことだが、新綱領審議の第6中総の間中「筆坂セクハラ失脚事件」が勃発している。事件の概要及び背後関係が未だ不明であるが、この党中央にはもはや政談に取り組む力は無く性談こそがお似合いという意味で何やら新綱領のエエ加減さを象徴しているように思える。そのエエ加減な新綱領を字句解釈論議でもっともらしく取り扱おうとするこれまたエエ加減な党員集団がハーモニーしており、れんだいこは滑稽やら最後に言葉を失う。

 2003.5.24日、7.10日再編集 れんだいこ拝



目次

コード 題名 備考
441331 徳球系「51年綱領」考
441332 宮顕系「61年綱領」考
4413331 不破系「2003年綱領」考
4413332 採決の様子
4412333 れんだいこ見解
4412334 評者の諸見解
4412341 改定個所の具体的検討




(私論.私見)