44184 冤罪事件考

 れんだいこ見解によれば、「冤罪事件告発運動能力」は左派運動の試金石である。これが強い時代は左派運動が「正」成長している。これが貧すれば左派運動が停滞している事を証左している、という関係にある。ならば、現代はどうかと云えば、「ロッキード疑獄糾弾闘争」以来、労組及び社共が御用提灯持って「容疑者を極刑に処せ」運動を展開するようになった時代である、と云える。そしてこのことが特段の違和感を持たれず、この種の運動があたかも正義の如くに映っている時代になった、とも云える。

 れんだいこに云わせれば、日本左派運動が体制変革運動的面で没イデオロギー化し、その代わりに体制内化しつつ「体制内悪を退治する」という風邪向き次第のファシスト運動へ転化した、ということでもある。更に云えば、一蓮托生式の体制翼賛会的運動の中で、これを最も果敢にやるのが左派なるもはや本質上極右運動と何ら変わらない運動に精出す時代になった、ということでもある。これはもはや一種の時代の催眠術現象かも知れない。魔女狩りの火の手が適宜に挙がり、その儀式が執り行われないと精神のカタルシスが得られないという病的時代に入っている、ということでもある。

 興味深いことに、これに専ら興じるのは自称インテリというあの鼻持ちなら無い階級により執行されているということである。右手に魔女狩り棒を左手に著作権棒を胸元に税金拐帯袋を垂らしつつ紳士面して徘徊している政官財民の裏同盟を見よ。

 2004.3.11日 れんだいこ拝


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「神戸少年事件考」
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