漢字部首解析

 (最新見直し2006.11.6日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 漢字の部首の語義を知りたくなったので検証しておく。「漢字の部首」その他を参照する。

 2006.12.26日 れんだいこ拝


【漢字の部首の7構成】
 漢字の部首は、1・、2・つくり)、3・かんむり)、4・あし)、5・たれ)、6・にょう)、7・かまえ)から成る。次のように説明できる。
部首 読み  定義  例
へん 左側に位置する象形字  
つくり 右側に位置する象形字  
かんむり 上側に位置する象形字  
あし 下側に位置する象形字  
たれ 上から左下にたれさがっている象形字   
にょう 左から下に、偏と脚を合わせたような象形字  
かまえ まわりをかこんでいる象形字  

【「1・偏」】
 「漢字の部首」の「1・」は、画数分類することもできるがさほど意味があるように思えない。ここでは、内容仕分けして、1・人篇、2・生物・動物・植物篇、3・自然現象篇、4・色篇、5・農業・産業・社会偏、6・振る舞い動作偏、7・神、言葉偏に分類して仕分けする事にする。
1、人偏
にんべん  「人・人関連」。常用漢字で「さんずい」に次ぐ85字。
りっしんべん  「心、心関連」。
てへん  「手、手関連」。
  めへん  「目、目関連」。
みみへん  「耳、耳関連」。
はなへん  「鼻、紀名関連」。
くちへん  「口、口関連」。
はへん  「歯、歯関連」。
おおがい  「顔、顔関連」。
けがわ  「皺」など。皮膚、表面に関する意味を表す。常用漢字はない。
あしへん  「足、脚関連」。
  にくづき  「肉、肉体関連」。
みへん  「身、身体関連」。
ほねへん
こつへん
 「骨、骨関連」。
こへん 「子、子供関連」。
おんなへん 「女、女性関連」。
がつへん
かばねへん
いちたへん
 「屍」

 2、動植物生き物偏
けものへん
むじなへん
 「犬・けもの」。
うしへん  「牛」。
うまへん  「馬」。
鹿 しかへん  「鹿」。
かくへん
つのへん
 「角」。
とり  「鶏」「鳴」「鳩」など。鳥に関する漢字が集まる。
ふるとり  「雄」「雑」など。鳥の性質や動作に関する意味を表す。
くさかんむり  「草」。
たけかんむり  「竹、竹製品」
きへん  「木・木関連」。
かたへん  「木片」。
のぎへん  禾とは穀物の穂先のことであり、「イネ科の植物、穀物」をあらわします。
こめへん  「米・米関連」。
まめへん  「豌」など。
さかなへん
うおへん
 「魚」。
かいへん  「貝・お金」。
むしへん  「虫」。

 3・自然偏
  にちへん
ひへん
 「太陽(たいよう)、時」。
つきへん  「月・時期(じき)」。
にすい  「氷、冷気」。
  さんずい  「水・液体(えきたい)」。常用漢字では103字と最も多い。
  ひへん  「火、熱」。
やまへん  「山」。
さとへん  「野」。
たへん  「田・畑」。
つちへん  「土・土地」。
  かねへん  「金属、金物」。
いしへん  「石」。

 4・色偏
しろへん  白
あかへん  赤、怒り
あおへん  青

 5、農業・産業・社会篇
いとへん  「糸・綱、織物」。
はばへん  「布、布関連、、反物」。
  ころもへん  「着物、服」。
  しょくへん  「食べ物、食べ物関連」。
とりへん  「酒、発酵関連」。
かいへん  「貝、貝が財貨に用いられたことからお金関連」。
おうへん  「球、玉、宝石」。
すきへん
らいすき
 「すきとは大型の農具で、農耕関連」。
かわへん
かくのかわ
 「皮、皮革製品」。
ひつじへん  「羚」。
くるまへん  「車」。
ふねへん  「舟、船」。
  ゆみへん  「弓」。
やへん  「矢」。
かわら  「瓦や瓶(かめ)関連」。
うかんむり  「家」。
おおざと  「邑」。
 「町」。

 6、振る舞い動作偏
みる  「見る動作関連」。
すんづくり  「手の動作関連」。
また  「手の動作に関連」。
たつへん  「立つ動作関連」。
ちから  「力、動作」。
あくび  「口を大きく開ける動作」。
しん
じん
 「臨」「臥」など。
かたへん
ほうへん
 「棚引く旗を象形化したものであり、旗関連」。
りっとう  「刀、剣」。
ほこへん  「矛」。
ほこづくり  「戦関連」。
るまた
ほこづくり
 「殴りつける動作関連」。
おのづくり  「真っ二つに裂く意味」。
おつにょう
つりばり
 「乱」など。
ろ(しお)  「鹸」「鹹」など。塩辛さに関する意味を表す。
とます  「斗とは計量の単位で、計量に関する意味を表す」。

 7・神、言葉偏

ごんべん  「言葉、話し表現」。
しめすへん  「神や神事に関するもので神、祭り」。
こざとへん  「階段、盛り上がった部分(丘)、土」。
ぎょうにんべん  「人が行うべき道に関するもので道、行くこと」。

 8、抽象偏
のごめへん  「釈」など。字数は非常に少ない。
たくみへん  「巧」など。
いたるへん  「致」など。
とめへん  「此」など。
ほとぎへん  「罅」など。
しょうへん  「牆」など。常用漢字「将」が属するが、新字体の「?」に変形しているので、寸部に移動している辞典が多い。
ぼくづくり
(ぼくにょう
のぶん
 「改」「放」「敗」など。棒を持って叩く動作を成り立ちとした部首で、叩く動作を表す意味として用いられる。常用漢字で 15。旁の部分にあるのに、なぜか繞と呼ぶ。
さんづくり  「形」「影」「彫」など。かたちを整える意味を表す。
ふしづくり
(わりふ
 「却」「印」など。印に関する意味を表す。
つき  「朝」「期」など。年月に関する意味を表す。
うしとら  「艱」など。
だいのまげあし  「就」など。

【「2・つくり」】

主な脚


主な構


垂れ・垂(たれ)とは、漢字部首の区分けの一つ。

漢字の上部から左下へ垂れ下がるように存在するのが特徴。

一般的に「厂(がんだれ)」「广(まだれ)」「尸(しかばね)」「?(やまいだれ)」の 4 種の部首が垂れと呼ばれる。また、「戸(とだれ)」は冠に属させる辞書も存在し、位置付けが曖昧。似た位置に存在する「虍(とらがしら・とらかんむり)」は、垂れではなく(かんむり)に属する。

垂れに属する漢字は、常用漢字 1945 字のうち 47 字(がんだれ 4 字・まだれ 17 字・しかばね 14 字・やまいだれ 12 字)。人名用漢字285 字のうち 1 字(まだれの「庄」のみ)。

[編集] 主な垂れ


主な繞(にょう)

[編集] しんにょう・しんにゅう

「道」「進」「迷」など。道や歩く事に関する意味を表す。常用漢字で49字あり、偏を除くと最も数の多い部首となる。「之」(し)の字に似ていることから「之繞」(しにょう)の名がつき、なまって「しんにょう」、さらになまって「しんにゅう」ともいう。筆順では後に書く。親字は?(チャク)。

もともとは、?(チャク)をそうにょう(走繞)やきにょう(鬼繞)などのような書き方をしていたのだが、後にくずして書くようになり、今で言う二点之繞の形になる。ただし手書きの時は一点之繞で書き、活字では二点之繞で表すことが慣例となっていた。これは、(はしごだか)と高(くちだか)の関係と同じである。常用漢字表が公表されてから現在では、活字においても一点之繞で表されるようになっている。

注意すべき点として、「巡」は之繞に含めず、「まがりがわ」の部に含める。また、物事を甚だしくすることを(輪をかけると同じ用法で)之繞(しんにゅう)を掛けるという。

[編集] かんにょう・うけばこ

「凶」「出」「凹」など。繞の形をしていないが、便宜上繞扱いされる。脚に見做される場合もある。

[編集] えんにょう・いんにょう

「建」「延」「廷」など。伸びる事や進む事に関わる意味を表す。「えん」は「延」から。「廴」の字音から「いんにょう」とも。筆順では後に書く。

[編集] そうにょう

「起」「越」「趣」など。走る事に関する意味を表す。筆順では先に書く。

[編集] きにょう

「魅」「魁」など。鬼、物の怪に関する意味を表す。筆順では先に書く。

[編集] ばくにょう

「麺」「麩」など。麦、麦加工品に関する意味を表す。常用漢字はなし。

[編集] その他の繞

[編集] 関連項目






(私論.私見)