いろいろなコマンドの使用方法など、つい忘れてしまうことが有りますので、まとめてみました。
rootでログインして、コマンドラインから“/stand/sysinstall”コマンドを実行すると、メニュー形式のインストール画面が出てきます。ここで、カーソルを移動して、「Configure」->「packages」を選択すると、インストールメディアを選択する画面になります。ここで、FTPなど好きなメディアを選択します。(FTPの場合は、FTPサーバを選択する画面が出てきますが、ここで、japanの所の1つを選択して、ネットワーク設定ができているか確認の画面が出ますので、“OK”を入力します。)さらに、パッケージの選択画面に移るわけですが、ここではパッケージのグループが表示されます。“All”にはすべてのパッケージがありますが、“All”を選択すると次の画面がなかなか表示されませんので気をつけてください。グループを選択するといよいよいろんなパッケージが現れてきますので、インストールしたいパッケージをスペースキーで選択します。複数選択することができます。選択が終了したら、“Enter”キーで前画面に戻りカーソルを“Install”にあわせて“Enter”キーを押すとインストールが始まります。簡単ですね。
コマンドラインより
# pkgadd パッケージ名
です。でも私は、 sysinstall の方が簡単なのでいつもそちらを使ってます。
/usr/ports/distfilesに“tarball”というファイル(ファイル名がxxx.tar.gzとなっているようです)をどこからかダウンロードしてきて、それぞれのportsのディレクトリで
# make install
を実行するだけです。
通常、上記の方法でインストールできるのですが、distfilesのバージョンがあわないことがあります。これを確認するのは、それぞれのportsのディレクトリにMakefileが存在するので、エディタでこのファイルを開いて、このなかのDISTNAMEを見ればわかります。
例えば、imap4はtarballをダウンロードしようとすると、imap-4.4とimap-4.5が存在します。このとき、/usr/ports/mail/imap-uwのMakefileのDISTNAMEがimap-4.5となっているので、どちらをダウンロードすればよいということになります。
packageでもportsでもなく、ソースファイルが提供されていてそれをコンパイルして使って下さいっていうときがありますが、その場合のインストールの方法です。ソースからコンパイルする場合は、親切にconfigureスクリプトを作ってくれているときがありますが、このときは、configureスクリプトを実行するだけで、環境を設定してくれるのですが、無い場合は、自分で設定する必要があります。たとえば、wwwcount2.5の場合は以下のようになります。
まず、ソースファイル(wwwcount2.5.tar.gz)をダウンロードします。そして、ダウンロードしてきたファイルを/usr/local/srcににコピーし解凍します。通常、/usr/local/srcというディレクトリは存在しませんので、作成してください。
# tar zxvf wwwcount2.5.tar.gz
このコマンドで自動的にディレクトリが作成され、そのディレクトリに解凍されます。
解凍してできたディレクトリに移動してconfigureスクリプトを実行します。
configureスクリプトが無いときはコンパイルする前にいろいろ設定するところがあるようなので、そのときは、適当に設定しましょう。
# cd wwwcount2.5
# ./configure
※ configureにはオプションをつける必要がある物もあります。
コンパイルします。
# make all
ここで、環境に合わせていろいろ変更します。
次は、いよいよインストールです。このとき、いろいろと聞かれます。よくわかりませんが、適当に答えていくとうまくインストールできます。
# make install
Continue[y|n]? y
Do you know the user and group id of httpd'
child process [y|n]:? y Enter user id of
httpd's child process [no default]:? nobody
Enter group id of httpd's child process [no
default]:? nogroup
これでインストールは完了です。
フロッピーのマウントは、以下のコマンドです。マウントポイントは何でもかまいませんが、既存の/mntを使うと以下のようになります。
# mount /dev/fd0.1440 /mnt
CD−ROMは、フロッピーと同様にマウントします。マウントポイントは、cd-rom専用に/cdromがありますので、ここにマウントします。デバイスは、指定しなくてもよいです。
# mount /cdrom
MOをマウントするには、フォーマットによってすこし違いがあります。マウントポイントは/moを作成したほうがわかりやすいでしょう。
Windows98などでフォーマットされたMOをマウントするときの方法です。
# mount_msdos -l /dev/da1 /mo
※MOにライトプロテクトしてある場合は、-o ro のオプションが必要です。つけないとどういう訳かシステムがrebootしてしまうらしい...。
# mount /dev/da1c /mo
ufsフォーマットのMOを作るにはMOのフォーマット方法を参照してください。
MOがマウントされたら以下のようにディレクトリをチェンジしてやれば、アクセスできます。
# cd /mnt/mo
ちなみにMOはumountしないと取り出せません。
# umount /mo
mo128|Generic 3.5in 128MB MO disk:\
:dt=SCSI:ty=removable:\
:se#512:nt#64:ns#32:nc#122:su#248826:\
:pa#248826:oa#0:ba#8192:fa#1024:ta=4.2BSD:\
:pb#0:ob#0:tb=swap:\ :pc#248826:oc#0:
# dd if=/dev/zero of=/dev/rda1 count=1 (bs=2048)
# disklabel -rw da1 mo230
# newfs -u 0 -t 0 /dev/rda1c
※ddのbs=2048は640MB(2048BYTES/SECTOR)のMOのときに必要です。
一番簡単な方法は、/stand/sysinstallにてパーティションを選択/書き込み
-> newfs だと思います。sysinstallでパーティションを書き込んだときにディスクラベルも設定できているようです。
# /stand/sysinstallにてfdiskをする。
# newfs -u 0 -t 0 da1c
# mount /dev/da1c /mo
※マウントするとき、デバイス名に"c"がつくのはnewfsするときに"c"を作成したときです。ちなみに、"c"はディスク全体です。また、640MbのMOはsysinstallでは、標準では対応されていないようです。どこかにpatchがありますので根気よくさがしてくらさい。
/homeのダンプをとる場合
# mount /dev/da1c /mo
# dump 0af /mo/home.dump /dev/da0s1h
(この場合、/dev/da0s1hは/homeのスライスをさしています。)
※テープデバイスにダンプをとるときと違って、MOにダンプをとるときには、ファイル名が必要です。
# restore rf /dev/rst8(まだやっていないからわからない)
ファイルを個別にリストアするには、ダンプをとったディレクトリ(/home全体をdumpしてあれば、/home/ftpの中にあるファイルをリストアするときでも/home)に移動して
# restore -if /mo/home.dump
>add xxxx
>extract
xxxxには、リストアするファイル名を指定します。たくさんリストアするときにはワイルドカードも使えますし、addコマンドを複数のファイルに対して入力するとすべてリストアの対象となります。lsするとリストアする対象のファイル名の前に"*"がついて表示され、リストアするファイルを確認できます。もちろんディレクトリごとリストアする事もできます。
extractすると、リストアが始まります。リストアが終わるとownerとmodeの設定するようにメッセージが出ます。set
owner/mode には、"y"とします。また、サブディレクトリが存在すると、ワーニングがでるけど無視します。
>quit
で終了。